小泉政権(4月26日)
2007年 04月 26日
今年入学した学生からすると、彼等が中学校のときに総理大臣になった小泉純一郎という人物が日本を代表する政治家という意識になるだろう。その政権の5年5ヶ月の間に日本の政治をどう変えたか、ということが分かりやすく書かれている。学生の立場からすると自分の青春の歴史の背景が描かれているといってもよいのだろう。
小泉政権の歴史的評価はまだ早いとの考え方もありそうだが、現時点で政治学者としての評価を1冊の書物に残すことの意義は少なくない。学生の皆さんは政治学の勉強をこの本から初めてもよいのかも知れない。