氷川神社(2月20日)
2007年 02月 20日
掲示されている寄付金の金額は30万円からはじまって、20万円、10万円、5万円、3万円、2万円、1万円までとなる。こういうところに寄付ができるということは名誉なのだろう。ここに名前がないようでは地域社会で大きな顔ができない、ということが常識なのかもしれない。でも誰がいくら払ったということをインターネットで公開するのはまずいだろうとも思う。
しかし、新しくこの地に来た人にとって氏神様は身近な存在ではない。子供のときのお祭りの記憶のある人はともかく、そうでない人は初詣すら余所に行く人の方が多いのではないかとも思う。
日本人は神社の他にお寺にもお世話になる。考えてみれば宗教とのおつきあいの多い民族といってもよいのだ。ただ神社にしてもお寺にしても、宗教という意識が乏しいだけなのだろう。
それはさておき、ご近所づきあいをとりしきるものが神社であり、氏神様が地域社会の神様であるうちはよいのだが、東京でそんな話は今や神話とすらいえる。地域社会は昔のままというわけにはいかないとした上で、神様や仏様とのお付き合いが必要になりそうだ。