地域社会再考(10月19日)
2004年 10月 19日
青少年委員会、防犯委員会、商店会、消防団等いろいろあるが、すべては町会とつながる。町会長は選挙で選ばれるわけではない。暗黙の了解のもとに決められる。しかし、そのような町会によって運営されている地域社会は論じられることがない。あるべき姿、いわば机上の空論で地域社会が議論されているようにも思われる。
政治の現場はそこにある。だが学校では町会のことなど教えない。いや政治学者もそこまでの分析はしていない。住民ということばも、抽象的な個人としての意味しかないのではないか。行政担当者も政治学者も言論人も、まず町会のメンバーとなってみることだ。さもないとその世界を知り尽くしている政治家に馬鹿にされるだけだろう。