地域メディア(11月9日)
2006年 11月 09日
目黒区に住んでいても、たまたま一時期そこにいるというだけの人も少なくないだろうし、親の代から住んでいても、日本中、世界中を飛び歩いていて、目黒区のことなんか考えたこともない人もいるだろう。
ホリエモンの全盛期に講演を聴いたことがあるのだが、質問者の一人が「堀江さんは日本についてどう思いますか?」と質問をしたのに対して、「日本という意識はないですね。ぼくの住んでいる港区についてどう思いますか?と聞かれても答えようがないのと同じです」といった話をしていた。
グローバルなスケールでお金を動かしている人の感覚はそんなものだろう。地域社会は物件のあり場所という見方しかできなくなっているともいえる。
そういう人がいるのは仕方ないとしても、そう考えない方がよいと人の方が多いのではないだろうか。そんな人のために地域情報がもっと伝わる仕組みが必要だと思うのだ。
地域メディアの例として面白いと思っているのが目黒法人会の機関誌だ。目黒区内の経営者が才筆で寄稿をしている。法人会に入会すれば郵送してくれるので、NPOなどを含む法人の経営者の方は購読のためだけでも入会されてはどうだろう。会費は資本金の少ない会社だと月額800円だが特典は他にも多い。宣伝になってしまったが、本当に面白いと思っている。