東大駒場キャンパスの街(10月20日)
2006年 10月 20日
しかし今月、コミュニケーションプラザができてから、学生食堂が打ち合わせや勉強の場としても使われるようになってしまった。キャンパスの外に出て行こうという気持ちになりにくい雰囲気といえる。
学生が外に出て行くためにはキャンパス内にはない魅力が街になくてはならない。その努力がされていたかどうかは問題だろう。もはや商店街にその力があるかどうかだ。
そこで、住民の間にある期待は、東大の卒業生がこの街をなんとかしようという気にならないのかということだ。東大の卒業生にとってこの街は青春の思い出の場のはず。その街がなくなってしまうのはさびしいではないか、というあつかましい意見も聞く。
東大ではホームカミングデイということで、卒業生がキャンパスに帰ってくるイベントを11月に行うのだが、キャンパス内だけではあまりにもさびしい。街があっての駒場だと思う。その街も東大前商店街に限ることはない。円山町まで含め、東大駒場キャンパスの街として国際的にもアピールすることは夢物語ではないはずだ。街づくりの専門家もまず母校の街をちゃんとしてほしいものだと思うのだが。