昭和10年の駒場(10月13日)
2006年 10月 13日
その中で、誰でも楽しめそうなのが、本郷から駒場まで一高生が軍服を着て移動する様子を写した記録映画だ。御茶ノ水駅前、皇居前、さらにどこだかわからない昭和10年の東京の街を行進して、住民の歓迎を受けながら駒場キャンパスに入るというもの。井の頭線の一両編成の電車が走り、その後ろに畑が写る。
この映画は最後に寮の紹介をするところで終るのだが、その寮の跡地が今月キャンパスプラザとしてオープンした。映画の中のできたばかりの寮を見て感慨にふける人もいるだろうが、現在の学生は駒場寮がどこにあったのかということにも関心がなさそうだ。
映画を見て、キャンパスプラザのイタリアントマトでコーヒーを飲むというコースで200円ならコストパフォーマンスは抜群だ。