小雨の防災訓練(9月1日)
2006年 09月 01日
10時からの防災訓練で、準備のための集合が8時40分。消防署員や消防団員が多数参加している。三鷹市では消防団も消防自動車をもっていることを知った。
準備を始めたころから小雨が振り出した。責任者は三鷹市西部地区住民協議会の会長。こういう天気の時、訓練をやるかやめるかの判断をしなくてはならない。防災部長も大変だ。会場が中学校で、1年生は全員参加することになっていて、小雨の中で参加させるかさせないかは学校の判断ということになった。こういう判断をすることは難しいものだろう。
担当したのは簡易トイレの組み立て。新品のものを箱から取り出して組み立てるというものだ。パイプつないでシートを回りにかけるわけだが、方向を間違えてやり直しをするなどのことがあり、決して簡易ではないのだ。雨が降っているから、紙の説明書はぬれてしまい、次回の使用に耐えるのかどうかも心配になる。箱に戻すことを前提にしていたのだが、濡れたまましまうこともできず、学校内の防災倉庫にばらしたまま置いた。中で散逸したら大変だからきちっと管理をしなくてはならないだろう。
防災備品はいろいろあるようだが、誰がどういう指揮系統のもとに活用するのかについての訓練も必要だ。当然消防署まかせということはありえない。
三鷹区議会から議員の方が数名防災服姿で来られていたが、そうした点をチェックされているものと思う。自治会は行政の指揮下で動くものではないのが建前としても、専門家の立場としての行政担当者からのアドバイスを受けながら、住民の自衛体制をどこまでつくることができるかどうかが問われている。町会・自治会のトップダウンが通ることを前提とできるかどうかも考えなくてはならない。防災訓練は地域社会の本質に迫るものがある。