水害の責任(9月7日)
2005年 09月 07日
それに比べれば東京の水害などは、たいした問題ではないかも知れない。しかし、どうして集中豪雨に耐えられなかったか、ということには注目する必要がある。原因の一つに、これまでは地面に吸収されていた雨水が、地表の面積が減ったことにより下水道に集中するようになったこともあるといわれる。広い面積にわたって土地が水を吸収する仕組みが壊され、人工的な排水路に頼るようになっているため、想定外の雨量には耐えられないというのだ。
あれやこれや、あるのだろうが、その責任はどこなのか。河川の管理は国土交通省なのかとか、いろいろあるのだろう。縦割りの行政に委ねるのではなく、そうした問題点が分かるようなしくみを住民側から作るようにしなくてはならないのだろう。しかしそれは、歴史のある住民組織の延長では難しいと思う。インターネットをベースとした、自由なネットワークに期待したい。