春の小川(4月2日)
2005年 04月 02日
岸のすみれや れんげの花に
すがたやさしく 色うつくしく
咲いているねと ささやきながら
ある程度の年代の人なら誰もがしっているこの歌。この小川は心の中にあるもので、川幅はその人の体験によりさまざまかもしれない。それでも幼稚園の子供が安心して遊べる川というのが自然なイメージでないかと思う。50年前までは日本中どこにでも、岸のすみれや れんげの花に、ささやくように流れる小川があったのだが、今はそんな光景に出会う機会は乏しい。
そんな中で目黒川の大橋から上流の暗渠の上に、下水を利用した人工の小川が流れている。下水は新宿区の方からもってきているというから地下に大きな下水のネットワークがあるのだろう。下水とはいえ浄化しているので清流だ。岸辺には花も咲いている。散歩に出かける価値はあるかと思う。