東大駒場キャンパス周辺・渋谷WESTの地域情報を紹介


by mtejima1
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毎年この時期に行われる「東大駒場リサーチキャンパス公開」で、一番身近に感じられるプログラムは生産研村松研究室の「ぼくらはまちの探検隊」。このプログラムは今年で4回目になるが、先端科学技術研究センターと生産技術研究所の最新の科学技術研究成果の研究成果の発表が並ぶ中で、上原小学校の6年生が発表するというユニークなものだ。
発表は一組10人前後で6組あるから、6年生全員なのだろう。学芸会のように順番に一組15分の持ち時間で行う。せりふを覚えて劇のような形にするグループもある。
毎年、都市を理解するための視点から「指令」が出されるが、今年の内容は以下のものだった。
「まちのカルテをつくりなさい」「まちをマッサージしなさい」「まちの住民を探しなさい」「まちのにおいをつくりなさい」「まちの転校生を探しなさい」「まちの落し物を探しなさい」の6つだ。
これらの指令に対して、小学生が自分たちで方法を考え、上原の街を探検し、その結果を資料を作って発表する。発表が終わると5人の審査員や、協力した大学院生などから鋭い質問があびせられる。それに答えたりもしなくてはならない。

「都市の未来は、建築家や都市計画家だけの手にあるのではなく、社会意識の結果が都市の姿に反映されます。こどもたちに、都市とは何かを学ぶ機会を提供する上原小学校でのアーバン・リテラシィ教育の成果です」というのが、今回のキャンパス公開のパンフレットに記載された紹介文だ。
小学生のこどもたちだけではなく、親の世代、さらにその親の世代の人たちにとっても、こうしたまちの観察には意味があるだろう。まず観察することからまちの将来が決まっていくはずだし、それを実現できれば、アーバン・リテラシィがあるということだと思う。
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by mtejima1 | 2008-05-31 10:31 | 駒場キャンパス

とりかつ(5月30日)

百軒店名物と聞いた『とりかつ』にいってみた。道頓堀劇場の向かいにある細い路地に入って20メートルばかり、そこから先には何があるのかという場所に店の目印があるので、そこでビルの2階へと階段を上がりたどり着く。こんな場所にと、思わず感動してしまう。
店主が一人で切り盛りする調理場を囲んでカウンター席がコの字型にある。席数は15人分程度か。ちょうどラーメン屋といった雰囲気だ。メニューはチキンカツ、メンチカツ、トンカツなどの定食が650円。
入ったのが8時を回ったところ。すぐに札が営業中から閉店にひっくり返されるというタイミングで、20~30代の男性客ばかりだった。
よく知られているだけに味は確か。特に場所の怪しさを楽しむという意味でお勧めだ。
オシャレな店が多くなると、こんな昭和の雰囲気の店が新鮮に思えたりもする。
とりかつを注文して待っていると、まだいいですか、と弁当を注文しにかけつけた客が別々に二人。ネクタイ姿の若いサラリーマン風の男たちだ。このあたりで仕事をしているのだろうか。出来上がるまで仕事場に帰っていたようで、10分後に取りに来た。彼らの食堂のような存在なのかもしれない。ビルの奥なので静かでもある。
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by mtejima1 | 2008-05-30 09:25 | お店の紹介
「201X年早春、東京を直下型地震が襲った。
なんとか全壊は免れた喫茶店「ライン」には、避難所暮らしの人、家族を亡くした人、ボランティアの学生に得体の知れない人物まで、様々な人たちが出入りする。この店に来て何が解決するわけではないが、皆ほんの少しだけ元気を取り戻しては帰っていく。
目下「ライン」で最大の話題は、毎年恒例の商店街の花見を行うかどうか。他愛なく盛り上がる商店街の人たちだが、それぞれに心に傷を負い、不安を抱えている。
久保田万太郎の世界が、人々の心安らぐ大切な「居場所」として、平田オリザの手によって甦ります。」

文学座が6月1日(日)まで、新宿駅南口の紀伊国屋サザンシアターで公演中の「風のつめたき櫻かな」のあらすじである。脚本平田オリザ、演出戌井市郎によるものだ。
平田オリザさんは駒場で育ち、こまばアゴラ劇場の支配人だから、当然近所の事情には詳しい。舞台は東大前商店街をモデルにしているようなのだ。喫茶店「ライン」はアゴラ劇場前の喫茶店「イーグル」をイメージしているらしい。ラインというのはイーグルの向かいの床屋さんの名前だ。駒場の人たちが劇の登場人物のモデルにされている可能性がある。「仮の町会長」なんていうのも怪しい。気になる方は舞台でご確認ください。
http://www.bungakuza.com/kazesakura08/timetable.html
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by mtejima1 | 2008-05-29 08:45 | 駒場

パンの木(5月28日)

その昔、深夜喫茶というものがあったと記憶している。最近はネットカフェがその機能を果たしているようだ。一方で、深夜にコーヒーだけ飲める店というのも案外ないものだ。そんな深夜でもコーヒーと軽食を提供する店ができた。これまで昼は喫茶店で夜はバーとして営業していた、栄通りの「cafeパンの木」が、夜もメニューは違うが喫茶店になったのだ。朝5時までの営業で、コーヒー500円、カレー1000円といった具合だが、アルコール類もある。特にたこ焼きのあることを店の入り口に大きく書いてある。
喫茶店といっても照明が異様に明るい。そのため道路からガラス越しに中の様子が丸見えなので、入るにはちょっと勇気がいる。中に知人を見つけたら立ち寄りましょう、という効果があるのかもしれない。ともかく夜にコーヒーを飲む場所があるのは貴重だ。
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by mtejima1 | 2008-05-28 17:27 | お店の紹介
目黒川の水源となる池が駒場に2箇所ある。駒場野公園と東大の中で、いずれも周囲を歩くことはできないし、そんな池があることに関心をもつ人も多くはないのかもしれない。東大のキャンパス内の池は一二郎池とも呼ばれているが正式名称ではないようだ。池を眺める学生の姿を見ることもない。
その池の水面が今年になってよく見えるようになった。何年かごとに必要な間伐を今年の冬に実施したからだ。間伐などという言葉は都会にはなじまないが、駒場キャンパス内にはそれを必要とする場所がいくつかある。
駒場野公園の池の周辺も間伐が必要と思われる。何年後なのだろうか。
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上は駒場キャンパス内の池、下は駒場野公園内の池
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by mtejima1 | 2008-05-27 13:59 | 駒場キャンパス
建物の解体が始まってから6年以上にはなる広大な大橋ジャンクションの用地は、工事中であることがあたりまえのような状態だ。まだこれから5年間はそうした状態が続くのだから、このあたりで生活する人たちが快適な生活を過ごせる日は遠い。
地上27階の大橋プリズムタワーはそろそろ最上階まで達したようだが、ループ状の建造物は進捗状況がわかりにくい。今日玉川通りを歩いていたら、正面から前景が見えるようになっていて、以前と少し様子が変わったようだった。大橋ジャンクションの開通は再来年の4月あたりになるようだが、その時までに中央の広場ができるのかどうかは知らない。
いずれにせよ山手通りはきれいになることを期待している。初台から大坂橋まで、2年後には見違えるようになっていることを楽しみにしよう。でも道路特定財源が一般財源化して遅れるということも、ないとはいえないのだろうか。
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by mtejima1 | 2008-05-26 18:00 | 駒場
5月29日から31日までの3日間、駒場リサーチキャンパスが一般公開される。生産技術研究所と先端科学技術研究センターの合計130以上の研究室の研究成果の発表や講演会がある。
30日の「世界文化遺産の新視点」と題する講演や、上原小学校の6年生が発表する「第4回ぼくらは街の探検隊2008」など、科学技術の専門分野が多い中、幅広い見学者の関心ひきそうなものも含まれる。
小学生以上が対象の「理科教室」と、中高生対象の「未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス」は特に人気があるようで、既に受付を終了し、キャンセル待ちの状態だ。今年は昭和5年にできたという風洞装置を見たいと思っているのだが、プログラムにないので心配になった。見学記は来週の日曜日に。
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by mtejima1 | 2008-05-25 13:03 | 駒場キャンパス
「科学技術の社会的受容-GM植物の開発と許認可体制をめぐって」と題する1時間の講義と30分の質疑応答を聴く機会があった。講師は東大・総合文化・広域システムの嶋田正和教授で、会場は駒場Ⅰキャンパスの時計台のある建物の中の教室。以下はその内容ではなく、受講したことをきっかけとする雑感だ。

GM植物というのは遺伝子組み換え植物のこと。遺伝子組み換えが何のことかわからないのは親たちの世代で、高校の生物の教科書にはちゃんとそうだから、若い世代には常識になっているそうだ。
しかし大人の世代では、理屈ではなく、何か確認できない悪いことが起こるのではないかという不安が、通常の心理かもしれない。会場での質問から察するに、大豆に代表される遺伝子組み換え作物は、除草剤に耐性があることから除草剤が大量に使われることが懸念されているらしい。そのことにより除草剤の成分が大豆にしみこむ可能性を否定できないのではないかとの理屈になる。
問題がないことを否定はできないだろうが、在来品種であれば食品安全の問題がないと断言できるものでもない。しかし、在来のものであれば、仮に悪いことがあってもあきらめがつくが、そうでないものには納得ができないということもあるのだろうか。
食品売り場を見ると、納豆、豆腐には「遺伝子組み換え大豆不使用」との表示されているものが多い。そうでないものもあるがそれらの価格は安い。「遺伝子組み換え大豆不使用」とわざわざ書いてあるということは、それはきっとそのことに価値があるのだろう、というのが普通の消費者心理だ。食品売り場の責任者の立場であれば、「遺伝子組み換え大豆不使用」で値段が通るなら、店の売上の上がる高いものを売りたいだろう。一方、価格指向の強い客に対してもきちんと品揃えはしておく。だから遺伝子組み換えに不安をもつ消費者が多ければ、それだけよい商売になるということにならないか。
ホームページをのぞいていたら「行政と市民団体のどちらを信ずる」というのがあった。無論それは個人の自由なのだろうが、不安をあおることがメディアなどを含め、よい商売になることも否定できない。
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by mtejima1 | 2008-05-24 16:10 | 駒場キャンパス
渋谷百軒店は丘の上にあり、四方をラブホテルに囲まれているので、どんなところなのかと坂を上がって見物しようという人は限られるだろう。ましてや、周囲の雰囲気から、ふらりと知らない飲食店に入るにはよほどの勇気がいる。しかし、このあたりが現在のような姿になったのはそう古いことではない。40年ほど前にはテアトル東宝、テアトル渋谷、テアトルSSの3つの映画館、それと渋谷テアトルボーリングセンターが百軒店の中心にあり、そこを囲む形でさまざまな飲食店が並んでいた。当時のままの姿を残すのが名曲喫茶ライオン、伝説のロック喫茶BYG、カレー専門店のムルギーといったところ。映画館とボーリング場の後は道路を挟んで2棟のマンションが向かい合う形になり、それぞれの建物の1階には飲食店などが入っている。その裏手が昔ながらの低層の建物が並ぶ路地だ。片方の路地の突き当たり角には千代田稲荷があり、もう一方の路地はランブリングストリートに面したオンエア・イースト裏側にあたる。この中にいると方向感覚を失ってしまうようだ。渋谷といってもまさに別世界なのだ。

ランブリングストリートに近い、路地の一角にあるお好み焼きの『一休』は赤提灯の店よりランクが上の小料理屋といった外観。引き戸を開けると中は暖簾で仕切られている。ほとんど個室の雰囲気で、人の姿が見えない。あわてて戸を閉め、店に入らないという選択をするグループもありそうだ。

ともかくどんなところか入ってみた。鉄板のある席に通され、メニューを見るとお好み焼きだけでざっと10種類。ほとんどが500円だ。マヨネーズはプラス50円とかいったオプションがあるのだが、定番の豚玉を注文。しばらくするとキャベツと豚肉と卵黄を小麦粉でまぜた金属の器が出てきて、それを鉄板に流して自分で調理するというスタイル。

百軒店にはなぜかお好み焼きとか広島焼きといった看板が目に付く。百軒店で二番目に安い店というファミリーもお好み焼きが一押しとか。こちらは700円だが焼いたものが出てくる。いずれも夜だけの営業だが、百軒店の夜は静かでそしてリーズナブル。決しておしゃれとはいえないが、逆にそこが新鮮な魅力なのではないだろうか。
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by mtejima1 | 2008-05-23 16:14 | お店の紹介
百軒店といえばライオン、というのは今では常識とはいえない。しかし名曲喫茶ライオンで検索するといろいろと出てくる。中でもこのブログを読むと店の雰囲気がよく伝わってくる。http://palantir.exblog.jp/5282432/
なかなかこんな調子では書けないのでクリックして読んでいただきたい。コメントもおもしろいのだが、問題はライオンの場所が“ディープすぎる”ということなのだ。

>“気になるけれどちょっと行けない”お店ですねぇ・・・

のコメントに対して、ブログの持ち主は

―― はあ、ふたり連れがヤバイ感じになってしまうのはもちろん、最近では狙撃されちゃうかも? というくらい物騒ですから、道玄坂は。ちょっと夜は近づけないですね。かと言って、昼日中からあの店に入るのもちょっと…。

とまで書いている。昨年3月の記述なのだが、何を根拠に?と聞いてみたいものだ。

確かに慣れないと18歳未満入場禁止の表示を出しているところが何軒もあるので、そういう所に興味のない人には、近寄りにくいかもしれない。一方で、百軒店商店会の人は、某有名女子大の学生から入ってはいけない街といわれていると聞いて、ショックだったと何度も繰り返し嘆いている。その女子大生の発言が一般的な評価だということは、名曲喫茶ライオンについて書かれたさまざまなブログの記事から推測できるのだが、中の人たちには案外意外な評価なのかもしれない。子供を育てる環境ではないとは認めながらも、そこで平穏に生活しているわけだから。

百軒店を渋谷WESTの東の先端にすることにして以来、昼日中からライオンに音楽を聴きに行っている。ミシミシと音のする建物は、大地震のことを考えると「命がけ」かもしれないが、地震で危ない場所はどこにでもあるので心配していてはきりがない。500円でおいしいコーヒーが飲めるし、すばらしい音響の中でいやしのひと時を過ごすことができる。無論おしゃべりには向かないが、パソコンユーザーに配慮してか、コンセントも使えると入り口に書いてある。
お化け屋敷という評価もあるようなので、若い人には是非見学をお勧めしたい。脚の短い椅子や狭いトイレも歴史遺産だ。正面のシャンデリアはオペラ座の怪人の舞台のようにすら見えてくる。クラシック音楽だけなので「オペラ座の怪人」はリクエストの対象にはならないのが残念だ。
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by mtejima1 | 2008-05-22 11:29 | お店の紹介