チベットの旗(5月7日)
2008年 05月 07日
それなら、ということで取材?に行ってきた。テレビで見慣れた旗が振られ「フリー・チベット!」「フリー・ウイグル!」「フリー・インナーモンゴル!」とじゅんぐりにシュプレヒコールを上げて、およそ5分おきに100名程度のグループのデモ隊が到着するのを迎えた。
デモの参加者は主催者発表による4千人以上との報道されているが、代々木公園の屋外ステージに集まったのは2千人ほどになるのだろうか。政治集会としては節度のあるものと感じた。ビラを配る人もいなかったし。「チベット人の人権守れ!」というのが主な主張だったように思う。お坊さんの多いのが特徴だったかもしれない。集会を見物に来る人は余り見かけなかったから、さまざまな評価ができるだろう。
胡錦濤国家主席の訪日は聖火リレー後世界で初めての海外訪問ということで、世界のメディアが注目しているそうだ。BBCのホームページには「小規模な親チベットの抗議があったが、逮捕者は報告されていない」とある。この程度ではものたりなかったか。中国外務省は「チベット独立勢力の妨害行為は日中関係の発展をとめられない」と不快感を示したとされている(TBS)。NHKのニュースの印象は、ちゃんと親チベットの行動がありましたよ、という報道スタンス。現場を見たことをどう扱うかについて、メディア報道の舞台裏を想像することが楽しみの一つにもなりそうだ。