大学敷地内禁煙(4月28日)
2008年 04月 28日
こんな中、先週の金曜日には「タバコと税金」と題するタバコ税増税についてのブロガーの意見交換会が日本財団であり出席した。その席で、喫煙者にとってタバコは嗜好品ではなく必需品だとの意見があり、喫煙者を悪者にしないでそっとしておいて欲しいというのが喫煙者の気持ちだと聞いた。
平成17年度の年間たばこ税額が2兆2,400億円。目黒区では同年度で25億円で、特別区税歳入の6.7%となっている。これだけの金額を喫煙者が負担しているわけだから社会に貢献しているとも思うのだが、一方医療費等の増加でその3倍の負担を社会がしているともいわれる。ただその根拠は確認できないので事実といえるかどうか。
ともかく20年前までの世の中と較べると、喫煙に対する見方が変わってきている。その昔はタバコを吸うようになって一人前と見られていた。天皇陛下が賜る恩賜のタバコというのも2006年まではあったほどだから、タバコを吸うことが当然のことと考えられていたわけだ。タバコを吸うことが常識という文化があったのである。その文化を頑なに守る人がいてもおかしくないが、一方、昔吸っていたのに今はタバコを吸う人を毛嫌いする人も少なくない。
いずれにせよ、東大のキャンパス内では禁煙なのだから、東大関係者のために、近所に気持ちよく喫煙ができる場所があるといい。禁煙とか分煙とかいわないことが商売上有利な場合もあるはずだ。「東大前商店街は喫煙者を歓迎します!」と東大前商店街に入る踏み切り横の看板にでも書いてPRしたらどうか。その恩恵を受けない店からは「街のイメージダウンになるだけだ」などとの反対意見があるかも知れないが。