馬神(11月16日)
2007年 11月 16日
駒場はその名の通り、馬の飼育や乗馬の訓練などが行われていたかも知れない。将軍が鷹狩をするのは年に1~2回だっただろうから、その間に馬が走ることがなかったとは考えにくい。騎兵第一聯隊が置かれたのもそうした背景があるからではないか。
前田侯爵が昭和4年に本郷からの転出を求められたとき、趣味の乗馬に便利だからとの理由で駒場を選んだとの話しを聞いたこともある。そんな歴史の記憶を示すものは現在少ない。
ちなみに「馬神」の石碑に向かう道の右側の建物は旧軍の施設の跡だそうだ。道に沿って長いのは、建物の中で射撃訓練が行われていたからと、何かに書かれていた。こうした建物は内部を改装することで利用され続けることが望ましいと思う。コンクリート廃材をできるだけなくすためにも。