円山町と百軒店(10月2日)
2007年 10月 02日
一方、ランブリングストリートを挟んで西側にあたる円山町は、道が直線で行き止まりということもないから、迷いにくいといえる。こちらはラブホテルが静かに並んでいるという感じ。ホテルの数はどちらも30軒弱。ホテルの利用者がどういう基準で選んでいるかは知らないが、円山町と百軒店とは別の街なのだ。町会や神輿はもちろんのこと、まちの雰囲気そのものが違う。円山町には花街の面影が残るが百軒店にはそれがない。百軒店には風俗店があるが円山町にはない。などといった点だ。
このエリアは以前からここで書いているように、散策路にはなっていない。ラブホテルそのもののガイドブックはあるのかも知れないが、街の紹介は限られる。でもこのエリアの歴史を発掘していくと面白い。
http://www.maruyamacho.com/comunity/shinso/
文字通り渋谷のシンソウなのだ。花街時代の話しだけでなく、将来に向けての浜野安宏さんの言葉には強く納得する。
「良い事業が重なっていって話題になると、必ず資産価値が上がる。担保能力が上がる。そうすると、それを目当てにやっぱり土地を買おうとする人達が出てくるし、同時に売ろうとする人達が出てくる。「こんなに高くなったんじゃ、もう売った方が得だ」と。そう言うところで一挙に動き出すんですよね。だから今将にキャットストリートがその時期で、一挙に動き出している。だから、(そうなるまでに)大体十年ですね。」
で、百軒店と円山町の写真を並べてみた。どちらが円山町か分かりますか?