西麻布やEスペースタワーなどに店のある権八のオープニング時の料理長が、円山町の真中に店を開いたのは昨年11月。
「せい」という名という名前の高級ムードの炭火焼の店だ。神泉仲通りと栄通りを結ぶ円山町のメインストリートでひときわ目立つ。ワインと焼酎のボトルを店の外に並べているからだが、何の店なのかは外観からは分かりにくい。エレベーターで14階まで上がるEスペースタワーの権八とはちょっと違う雰囲気。夜中の3時までやっているが、電車がなくなってもすぐ前がホテルだから心配はない。とはいっても、夜中に開いている保証はない。で、円山町のホテルは予約ができるのかと調べてみたところ、どうもできないのが普通らしい。それはともかく、このあたりから駒場にかけては、昼間は営業せず、夜中に開いている店が多い。タクシーで気軽に帰れる距離の人が多いのだろう。いずれにしてもこの店は歩いて帰る店というよりは、マークシティあたりで仕事をしてから立ち寄り、タクシーで帰るというパターンなのか。異性との会食の場としても雰囲気がよく、しかもスリリングな場所なのでおもしろいと思う。