駒場農学校とバラ会
2007年 01月 04日
この新宿高校の前身にあたる府立第六中学校から世界的なバラの育種家である故鈴木省三氏が生まれ、氏の同期卒業のOBたちが後輩にバラをプレゼントしようとの思いで昭和59年に朝陽バラ会がスタートした。
一方、農学校の移転先である駒場でも、明治44年に開園した駒場バラ園の伝統を引き継ぐ趣旨で駒場バラ会が昨年発足し、現在活発に活動をしている。
近代農学の発祥の地が、いずれもボランティアによるバラ栽培の場となっていることは単なる偶然とは思えないものがある。二つのバラ会が東京を代表するバラの会として発展し、そうしたバラ会があちこちにできることを期待しよう。