駒場東大前東口(12月31日)
2006年 12月 31日
そこで気付いたのが東口の改札を出てから東大とは反対側に降りたところからの線路ぞいの通路。普段通っていて大して気にもしていなかったのだが、駅の階段のすぐ下のところに壁が作られていて、それをはずすと駅から街への近道ができる。ただそこは私有地なのだろうから通路には適さないということになるのが現状のようだ。
ただ、歴史をたどると1965年までは東大前の駅が東大前商店街から階段を上がった踏み切りのところにあった。それが駒場駅といっしょになって、旧東大前駅と旧駒場駅の中間に現在の駒場東大前駅の出口ができたとき、商店街が駅の出口を変えないよう京王電鉄に要請したようなことはなかったのか。線路沿いの通路はなんとも不自然だ。もし、そんな通路を作らずに直接商店街の通りに出るようにしていたらどうだったろう。当然ながら商店街の光景は今とは違ったものになっていたはずだ。
東大前商店街を守ろうとしたために、結果的に駒場東大前商店街ができず、さびれてしまったということになったと考えるのは間違いか。もし改札口の直ぐ下に出口があれば、少なくとも乗降客の数は今よりも多かったはずだ。とりあえず憶測を書いてみたが、当時の事情を知る人に聞いてみることにしよう。
こんなことを書いているうちに年が暮れた。来年も地域密着情報を掘り下げますのでよろしくお願いします。