東京都景観計画(10月30日)
2006年 10月 30日
その素案によると、対象を区部、多摩部、島しょ部に分け、それぞれについて良好な景観の形成に関する方針を出している。なかなか期待のできる表現が使われている。
区部に関しては、「風格ある都心、個性豊かな副都心」とある。渋谷とその近辺の個性とは何なのかを議論しなくてはならないだろう。
また、「高層建築物は東京の広域的な景観に大きな影響を与えることから、一般地域では、良好な景観の形成に寄与するように誘導していきます」と書かれている。高層建築物に対して景観の立場から検討ができるようにする方向が出されたわけだ。
良好な景観は住民共通の財産のはずだ。それを無視した行動が放置されてきたつけをまだ払わなくてはならないにせよ、今からでも遅くはないと思う。地域のことに関心をもつことがその一歩となる。