池尻4丁目マンションと坂の上の雲(11月21日)
2005年 11月 21日
地震の多い日本では、その高さが限界とされていたのだが、技術の進歩ということで、高層化が進んでいる。一つ一つの建物の設計を見れば美的につくられているのだろうが、周囲との調和が問題となる。1年ほど前だったか、渋谷駅前の再開発に関わる会で、建築家の安藤忠雄氏がその悪い例として大阪駅前のビルの乱立を上げていた。
崖淵には日清日露戦役で戦死した将兵の名を記した大きな碑があり、樹木も多い。ここはかつて陸軍騎兵第一連隊があったところ。その碑は司馬遼太郎の「坂の上の雲」の主人公の一人、騎兵第一連隊を率いていた秋山好古が残したものなのか、その名で書かれている。
平成19年度以降放映ということで、NHK21世紀スペシャル大河「坂の上の雲」の制作が始まっているそうだ。大河ドラマで紹介されるゆかりの地の一つとして、是非とりあげて欲しいものだが、放送されるころ、この地の光景はどんなことになっているのだろうか。