菅刈公園(11月9日)
2005年 11月 09日
ところが現在地名として残っているのは菅刈小学校だけという。駒場小学校も菅刈小学校から分かれたのだから歴史のある学校だ。
その菅刈の名を冠した公園ができたのは平成13年。4年前のことだからまだ新しい。明治時代には西郷従道の邸宅があった。その前は豊後岡藩主の別邸だったそうだ。
江戸時代から昭和初期まであった庭園の遺構をもとに、池の一部と2つの滝を復元した庭園も公園内に作られた。資料館もある。
住宅地の中にある静かな公園だ。ところが5年後にはその風景が変わる。少なくとも4棟の高層ビルが目に入ることになるからだ。そういえば、六本木と間違えているのではないかとぼやいていた人もいた。六本木ヒルズにしろ東京ミッドタウンにしろ、そこで完結するプロジェクトだが、このあたりは、別々に企画されるさまざまな建物が有機的につながるようなまちになってほしいと思う。